「認知の追客」と「刈り取りの追客」とは?不動産一括査定で勝つための長期追客戦略

「認知の追客」と「刈り取りの追客」とは?不動産一括査定で勝つための長期追客戦略

不動産一括査定サイトからの反響対応において、「追客」の重要性は多くの不動産会社様が理解しているものの、実際にそこから安定した成果を出せている企業は一握りです。

一括査定の反響に対する追客は、大きく分けて「短期の追客(今すぐ客向け)」と「長期の追客(そのうち客向け)」が存在します。そして、激戦区を抜け出して安定した売上の下支え(ベーシックインカム)を作るためには、後者の「長期の追客」を攻略することが不可欠です。

ミカタ株式会社では、月間数千件に及ぶ査定反響対応や追客支援を行う「追客のミカタ」を提供しており、追客に関する膨大なデータとノウハウを蓄積しています。

本記事では、長期追客を成功に導くために絶対に知っておくべき「認知の追客」と「刈り取りの追客」という2つの概念について徹底解説します。

この記事の執筆者

追客のミカタ運営チーム

不動産業界最大級の追客支援サービス「追客のミカタ」運営チーム(ミカタ株式会社)。不動産売買仲介会社様向けに、一括査定の初期対応から長期追客まで全面的にサポート。累計導入500社超、月間追客7.3万人以上の実績と独自データに基づき、媒介契約を獲得するための実践的なノウハウを発信しています。

不動産営業における「2つの追客」の違いと目的

長期間にわたって顧客をフォローする「長期の追客」は、その目的によってさらに「認知の追客」と「刈り取りの追客」の2つに分解することができます。

まずはこの違いを明確に理解しましょう。

1. 刈り取りの追客(目的:具体的な成果に繋げること)

「刈り取りの追客」とは、反響発生から時間が経ち、売却意欲が高まってきた顧客に対して具体的なアクション(面談や媒介契約)を促すためのアプローチです。

いわゆる「掘り起こし」の電話営業や、直接的な売却を促すダイレクトメール(DM)などがこれに当たります。

従来の不動産営業マンが得意としている、直接的なセールス活動です。

2. 認知の追客(目的:忘れられないこと・関係構築)

一方「認知の追客」とは、顧客の記憶に自社の存在を留めさせ、信頼関係を構築するためのアプローチです。

ここでは直接的な売り込みは一切行いません。

定期的に不動産売却に役立つノウハウや周辺の相場情報などを、メールや手紙で継続的に配信し、「有益な情報を提供してくれる専門家」としてのポジションを確立します。

多くの不動産会社様は、「追客」というと前者の「刈り取りの追客」ばかりを想像し、実践しています。

しかし、実はこの「認知の追客」が抜け落ちていることこそが、長期追客がうまくいかない最大の原因なのです。

【データ公開】なぜ「認知の追客」が絶対に不可欠なのか?

なぜ、すぐには成果に直結しない「認知の追客」に労力を割く必要があるのでしょうか?

それは、一括査定を利用する売主様の「検討期間」と「動向」のデータに答えがあります。

データ1:媒介契約に至るまでの期間は「約半数が30日以上」

弊社が一括査定を利用した依頼者が実際に媒介契約を結ぶまでの期間を調査した結果、約55.5%は30日以内に決断しますが、残りの約44.5%は30日以上(30〜60日が22.2%、90日以上が12.5%など)の長期検討期間を経てから決断しています。

データ2:反響発生から1年以内に「約2割」が実際に売却している

さらに、一括査定利用者の登記簿謄本を確認し「所有権移転率」を独自調査した結果、初期対応や査定後に見送りになった顧客であっても、反響発生から約1年以内で、全体の約2割(18.54%〜19.66%)が実際にどこかの不動産会社を通じて売却(所有権移転)に至っていることが判明しました。

つまり、一括査定からの反響の多くは、数ヶ月から1年以上の時間をかけてじっくりと検討する「そのうち客(潜在層)」なのです。

この長い期間、何もアプローチをしなければ、いざ顧客が売却に動き出した際、御社の名前は完全に忘れ去られてしまいます。

農業と同じ!「水やり(認知)」なしで「収穫(刈り取り)」はできない

検討期間が長い「そのうち客」に対して、数ヶ月に1回、突然「最近いかがですか?」「そろそろ売りませんか?」と「刈り取りの追客(掘り起こし)」だけを行っても、大抵の場合は冷たくあしらわれるか、電話に出てもらえません。

長期間連絡を取っていなかったために、売主様はすでに御社のことを忘れており、いきなりの営業電話に警戒心を抱くからです。

ここで重要になるのが、心理学における「ザイオンス効果(単純接触効果)」です。

人は、繰り返し接触した人や物に対して、次第に警戒心が薄れ、親近感や好感を抱きやすくなるという心理効果です。

「認知の追客」として、週に1回程度の有益なメール配信などで定期的に接触を続けることで、このザイオンス効果が強力に働きます。いざ売却意欲が高まった絶好のタイミングで電話(刈り取りの追客)をした際、売主様からの第一声が「どちら様ですか?」という警戒から、「いつも役立つ情報をくれる〇〇さんですね」という好意的な反応に変わるのです。

「認知の追客」をせずに「刈り取りの追客」だけを行うのは、農業に例えるなら「畑に種をまいただけで、水も肥料もやらずに(育成せずに)いきなり収穫しようとしている」のと同じです。

成果を最大限に引き出すためには、必ず「認知の追客」で信頼関係という土台を築き、その上で「刈り取りの追客」を行うという黄金のリレーを守る必要があります。

まとめ:長期追客の自動化・仕組み化なら「追客のミカタ」にお任せ

「認知の追客」と「刈り取りの追客」を組み合わせた中長期的なフォロー体制こそが、一括査定での媒介獲得率を飛躍的に高める鍵となります。

しかし、現場の営業マンが日々の業務(新規反響対応や案内、契約業務など)に追われる中で、数ヶ月〜数年先の顧客に対して定期的に役立つメールを作成して送り続け(認知)、適切なタイミングを見計らって電話をかける(刈り取り)という作業を、手作業で完璧にこなし続けるのは時間的にも労力的にも不可能です。

「長期追客の重要性は理解したが、実行するリソース(時間と人手)がない」とお悩みの不動産会社様は、ぜひミカタ株式会社が提供する「追客のミカタ」の各種サービスをご活用ください。

これらを導入することで、ライバルが手をつけていない「長期顧客の市場(ブルーオーシャン)」を独占し、安定した売上の基盤を構築することが可能です。ぜひ自社の追客体制を見直し、取りこぼしのない強固な営業スキームを作り上げましょう。

この記事を書いた人

追客のミカタ運営チーム
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